身元引受人の決定

体験入居が済んで入居したいホームが決まったら、正式に入居契約となります。入居後の資金計画に無理がないか、親族や親しい友人などに入居の意思を伝えたか、契約前に改めて確認しましょう。

そして、契約までに身元引受人を決めておかなければなりません。有料老人ホームに入居するには、支払いに対する連帯保証人が必要です。万が一、入居途中で資金が尽きて入居費の支払いが出来なくなったとき、身元引受人は連帯して債務を負う義務があります。ほとんどの場合、子どもや兄弟などの親族がなりますが、友人や知り合いに依頼する方もいます。

身元引受人は、入居した本人が認知症になったり、判断能力が低下し自己決定できなくなったときなどにホームとの連絡窓口にもなります。状態に応じて変わる介護方針や病気になった時の治療方針も、本人に自己決定能力がなければ身元引受人が決定権をもちます。

判断能力がなくなった後でも生涯安心して生活できるように、身元引受人には自分の意思を最も尊重してくれる人を選びましょう。

 

 

入居契約と入居の準備

正式な契約ではホームから重要事項説明書の説明をうけますが、このとき説明をうけた証明として署名捺印を求められますので、分からないことがあればその場で必ず確認しましょう。入居した後に、「こんなこと聞いていない、こんな筈じゃなかった」というようなことにならないように、重要事項説明書はできるだけ早い段階でもらい契約前に一通り目を通しておくのが理想です。

入居契約が無事済んだら、入居日までに行政関連の手続きを行います。住所変更や各種保険証の変更や届け出、郵便物の転送やホームの月額費用を支払うための指定金融機関の口座開設など、入居に必要な準備は早めにしておきましょう。

有料老人ホームの多くは、有料で役所関係の手続き代行サービスを行っています。入居時に行うべき各種手続きを手伝ってもらえるか、あらかじめ相談しておくのも良いでしょう。引っ越しの仕方や家具の選択や搬入方法についてもホームのアドバイスを聞きながら行うとスムーズに行うことができます。

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